Pass method of teaching

生徒一人ひとりによって指導法が違うように合格への道のりも様々です。

Aさんの場合

Aさんは一度大学・大学院を卒業した後、医学部受験を決意したいわば「再受験生」でした。

 

再受験生はブランクがあるため、以前に受験を経験していたとしても、ほぼ基礎からやり直す必要があります。英語と生物はまずまずの出来でした。英語は推薦図書だった「英文熟講」を何度も取り組むようにしどうし、授業でも絡めていくことで、相乗効果により効率よく高めていきました。一方で長文読解に弱い部分が見られたので、過去問に早くから取り組み、何度も繰り返し演習して、力をつけてもらいました。生物は医学部受験を決意する以前のAさんは大学院生で、扱っていた研究との関係で遺伝やDNAなどは、ほぼ完ぺきでした。ですが、分類、進化、植物といったその他の分野は全くゼロからのスタートでした。

 

得意分野がある一方で、できない分野もあるという事を自覚し、油断せずに謙虚に学ぶ姿勢を持つように言いました。克服すべき科目は数学と化学でした。数学は、典型的な問題はしっかりこなせていましたが、少し応用が入ってくるとまだまだ得点できておらず、医学部合格には及びませんでした。そこで、解法の応用力を上げる指導を行いました。問題分析からパターン分けと、それがただ書けるだけでなく、しっかり説明ができるくらいまで解法の落とし込みを行いました。

 

そして、なによりもAさんが克服しなければならないことはケアレスミスでした。学力が日に日に向上している一方で、問1で計算ミスや数字の写し間違いといったケアレスミスうをしてしまうことで、後の問題に影響してしまいごっそり減点されてしまうこともしばしば。そこでAさんには、ミスのパターン分析とその解法をその都度必ず行うように指導しました。ミスをするたびに、原因と対策を考える。地道な作業でしたが、根気強く繰り返してくれたことで、確実にケアレスミスを減らすことができました。

 

化学に対して苦手意識を持っていたAさんに、まず「高校課程の化学で扱える理論的な項目はたいへん少ないので、どの問題も本質的にはたいしたことはない」と教えました。めんどくさそうな問題、見たことのないような問題がたくさんありますが、必ず知っている形になるはずなので、おちついて「何がテーマなのか」「出題者は何をさせたいと思っているのか」を日頃から意識して勉強するように言いました。基礎問題に対して迷わず解法を選択できるようになったころ、次にぶつかった壁は、応用問題への対応でした。極度に苦手だったAさんには、改めて問題の構造を見抜くことを教え込み、課題をたくさんこなすことで克服してもらいました。

 

Aさんを担当した講師たちは、口をそろえて「とても意欲的で、熱心だった」と言います。辛い時期も乗り越え、最後まできっちりとやり抜いたことで、無事合格を勝ち取ってくれました。本当におめでとう!

 

Bさんの場合

Bさんは、好奇心旺盛で今まで様々なことにチャレンジしてきた反面、臆病な部分から途中で諦めてしまうこともたくさんあったそうです。そんな彼女が医師になりたいと思い、医学部合格という高い壁に挑戦しようとしたことはかなりの覚悟があったと思います。

 

彼女の場合、全科目の底上げを図るところから始める必要がありました。カリキュラムもまずは基礎から。

 

特に大の苦手だった英語は一つひとつ丁寧に進めていきました。インフィアは少人数制の授業ですので、わからないところがあれば理解するまでとことん説明しました。さらに、授業毎に授業で扱った範囲のプリントを配り、毎日実施していた復習テストの見直しを宿題として与えました。同じ問題でもいいから、覚えてしまうくらい何度も繰り返して解いてほしかったからです。彼女にはなんとなく問題を解くのではなく根拠を考えながら正解を出すようにと常に指導していました。後期授業が始まり、ずいぶん難しい英文も読めるようになってきた頃、スピードを意識させた演習を行うことで、読むスピードを上げていきました。さらに、量をこなしていくことで、長文を最後まで読みきる忍耐力を付けていきました。その結果、入学時は偏差値40台だった英語が、最後には偏差値65以上まで上がってきました。

 

数学については、数ⅠAはある程度基準ができていると判断できたため、数ⅡBの分野からスタートしました。知識がかなり抜けていたので、教科書レベルからやり直し、授業で理解できたと思っても必ず反復練習するように、課題を与えていきました。それぞれの分野が定着してきたころには、演習を通して、理解が浅いと思われる部分を徹底的に攻略していきました。生物では、範囲によっては未学習の部分がありました。総チェックを行い、苦手と思われる分野も含めて、基礎のやり直しを行いました。知識の吸収と解法のパターンの定着を重点的に行うことで、大きな問題が生まれることなく、得点力を上げていきました。

 

化学では、計算問題のミスで得点を逃すことが見られました。このミスというのも、たさのミスではなく、式の前提自体を間違うことの方が多かったので、彼女も克服するのに苦労していました。授業での演習で、間違った根拠をあいまいにせず、限られた時間の中で、彼女は精一杯努力し、1年で見違えるほど偏差値を上げてくれました。

 

苦しい時期が長かったと思いますが、医学部合格という高い壁を見事乗り越えてくれました。合格おめでとう!


合格実績

最難関大・難関大クラス93% 歯学部・獣医学部100%合格

講師陣が送り出した医歯薬系大学生は全国各地に広がっています。

 

  近畿
  京都大医学部(医)
  京都府立医科大医学部(医)
  奈良県立医科大医学部(医)
  滋賀県立医科大医学部(医)
  大阪大医学部(医)
  大阪市立大医学部(医)
  神戸大医学部(医)
  和歌山県立医科大医学部(医)
  三重大医学部(医)
  大阪医科大(医)
  関西医科大(医)
  近畿大医学部(医)
  兵庫医科大(医)
  大阪大学歯学部
  大阪歯科大
  大阪府立大生命環境科学部獣医学科
  京都大薬学部
  大阪大学薬学部
  大阪薬科大
  京都薬科大
  神戸薬科大
  摂南大薬学部
  武庫川女子薬学部
  近畿大薬学部

 

  東北   北海道
  岩手医科大学医学部(医)   北海道大医学部(医)
  東北大薬学部   北海道大獣医学部
      酪農学園大獣医学部➡ジュイクへ
      帯広畜産学部獣医学科
  中国・四国   中部
  島根大医学部(医)   名古屋大医学部(医)
  鳥取大医学部(医)   金沢大医学部(医)
  愛媛大医学部(医)   富山大医学部(医)
  広島大医学部(医)   福井大医学部(医)
  岡山大医学部(医)   信州大医学部(医)
  徳島大医学部(医)   浜松医科大医学部(医)
  川崎医科大(医)   愛知医科大(医)
  広島大歯学部   金沢医科大(医)
  岡山大歯学部   藤田保健衛生大医学部(医)
  広島大薬学部   朝日大歯学部 
      日本歯科大新潟生命歯学部 
  九州   岐阜大応用生物化学部獣医学科
  九州大歯学部    
  九州歯科大    
  産業医科大(医)    
  久留米大医学部(医)    
  福岡大医学部(医)    

 

 

 

  関東
  東京理科Ⅲ類
  防衛医科大学校(医)
  北里大医学部(医)
  杏林大医学部(医)
  埼玉医科大(医)
  昭和大医学部(医)
  順天堂大医学部(医)
  自治医科大医学部(医)
  慶応義塾大医学部(医)
  聖マリアンナ医科大(医)
 

帝京大医学部(医)

  東京慈恵会医科大(医)
  東海大医学部(医)
  日本大医学部(医)
  東邦大医学部(医)
 

昭和大歯学部

  鶴見大歯学部
  麻布大獣医学部➡ジュイクへ
  北里大獣医学部➡ジュイクへ
  千葉大薬学部

※地図上の大学は、講師陣による過去合格実績(家庭教師・個別指導等)も含んでいます。